京桜洛風4 洛中の諸寺
2006年 04月 09日
西陣の真ん中(上立売智恵光院)にある雨宝院の鬱金(うこん)桜。黄緑色の花びらが開きはじめである。小さなお寺で、拝観自由。しかも世にも珍しい桜にもなんの説明もなし。それがいい。
雨法院から堀川通りへ出て、東に渡ると本法寺(小川通寺ノ内上ル)がある。この寺、本阿弥家の菩提寺で、光悦や長谷川等伯の墓がある。光悦デザインの庭園を見たければ拝観料500円、でなければ境内は拝観自由である。本堂の前の桜の格好がすこぶるよかったので紹介する。
本法寺からさらに東に向かおうとしてたまたま通りかかった寺、妙覚寺。枝垂れ桜が満開だった。桜の背景の山門は、秀吉の聚楽第の裏門を移築したものという。カメラを一斉に構えているおばはんの小さな群れに混じって、がんばって撮った写真。
今日の3つの寺はいずれも桜がなければ一生知らないで終わったかもしれない。
by mihira-ryosei
| 2006-04-09 01:44
| 京都なんでも