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オギヨディオラは韓国の舟漕ぎの掛け声。1958年生まれのオヤジが趣味という数々の島々をたゆたいながら人生の黄昏に向かっていく


by mihira-ryosei
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韓国紀行 2006夏 その3 韓半島・赤染幻景

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 韓国3日目。次なるオジマウルを探したが、取り壊されていた。5ヶ月前まで存在していたというのが悔しい。雨はずっと止まないし、台風の爪あとはひどい。ソウルに帰りたくなった。実は、今回の旅行にはもうひとつ目的があった。新しい家の玄関に飾る絵を探すことであった。美大出のO君にアドバイスをもらうつもりだった。
 しかし、このままではカンウォンドを後にできないとおもったのか、W君とR君、想像をこえる「名所」、「迷所」に案内してくれた。それが写真上の「ハンバンドチヒョン」(韓半島地形)である。・・・・もういいですね。要するにそういうことだから。それでこの「ハンバンドチヒョン」を眺めるバルコニーに、独島がどうしたとか、日本はどうしろとか、横断幕が張ってある。もう、帰ろうよ、ソウルに。
 そして、帰路、僕とOは、ひたすら醜いほど眠りこけていた。案内本当にご苦労様。そしてわがままばかりで、すいません。
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 R君は先に帰ってもらい、僕たちはホテルに再チェックインしてから、インサドン(仁寺洞)に向かった。日曜日だったので、大変な混雑ぶり。昔は書と芸術の街としてもう少し落ち着きがあったのだけど、今は、いつ梅宮辰ちゃんのなんとかという店ができても不思議ではない状況になってしまった気がする。画廊を片っ端からみてまわり、いい絵が見つかった。全羅南道、無等山(ムドゥンサン)の風景である。翌日までに梱包してもらうことにして、夕食だ。

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 ラストナイトの食事、帰りの車中、うつらうつらしながら、様々な候補が頭の中を去来していた。そして結局、O君には酷かもしれないが、ここはひとつこれぞ韓国というガツンと刺激のあるものをと、ナクチ料理を選択した。インサドンの近く、ムギョドン(武橋洞)はナクチが名物である。
 ナクチは小さい蛸である。この料理が韓国ではもっとも辛いものである。W君、O君と僕の三人に、昨年末の韓国旅行に同行してくれた、大学講師P女史が加わっての晩餐である。生きたままのナクチをぶつ切りにして、エゴマの葉に包んで口に放り込むサンナクチ。暑さのせいか、ナクチ君はなんとなく元気がないように思った。そして、ナクチチョルパンクイ(ナクチの鉄板焼)である。本来ならば、ナクチチョンゴル(ナクチの鍋、血の池のように赤い)、ナクチポックム(ナクチの炒め物、辛さNO1)なのだが、この店の名物がチョルパンクイというので注文する。やっぱり真っ赤。P女史ですら、「辛いですね~」といいながら食べている。でもP女史、「この辛さが食べたという実感です」とやはりうれしそう。真っ赤・・・サッカー韓国チームのカラーなんだな、これは・・・。O君がやや顔色が悪いが、日の丸を背負っているわけでもないのに、がんばっている。辛いものは辛いが、美味いものは美味い。
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 二次会は、チョンゲチョン(清渓川)を臨むビアホールで乾杯。一次会に引き続き、P女史が語った靖国問題についての本の出版計画をめぐって盛り上がる。こうして韓国の夜は更けていった。O君は翌日から、腹痛と下痢に悩まされ、帰国後1週間近くが経過しても、完治していないそうだ。心からお見舞い申し上げる。

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パソコンでハンコのデザインしますという見本。インサドンで。
by mihira-ryosei | 2006-08-27 22:38 | 韓国なんでも