オギヨディオラは韓国の舟漕ぎの掛け声。1958年生まれのオヤジが趣味という数々の島々をたゆたいながら人生の黄昏に向かっていく


by mihira-ryosei
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カテゴリ:韓国なんでも( 29 )

キムチチゲをめぐる冒険

 
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 知人が、キムチチゲ屋でもやろうかなと。それで、僕のレシピを教えてくれと。おい、おい、冗談ではない。キムチチゲをなめてはいけない。もっと深遠なもので、韓国の大地で、絶品をたくさん研究してから考えればどうかと答えておいた。
 でもよく考えてみると、僕自身、キムチチゲを韓国でちゃんと食べたという記憶がない。あまりに日常的なので、韓国の友人たちは僕をキムチチゲに誘わなかったのだろう。
 この8月、韓国にいったときに、ソウルの「キムチチゲ」の名店にフォーカスしてみた。ところが、どいつもこいつも日曜日休み。労働者、庶民の食べ物なのだということが窺える。ひとつだけ、検索にひっかかったのは、江南(カンナム)、チョンダム洞のチャンドクテ・キムチチゲだった。有機白菜キムチを100%使っているのがウリで、それらは3年ぐらいの熟成キムチなのだろう。行ってみて、一目で、ああ、これはキサシクタンだと。つまり、タクシーの運転手が好んで選ぶ食堂なのだ。期待がふくらむ。店は満員。壁には芸能人のサイン色紙でびっしり。

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 メニューはキムチチゲしかないので、特になにもいわないでいた。ちょうど目の前に、若いタクシーの運転手、向かい右手に中年の運転手が、まさに煮えたぎったキムチチゲを食していた。あ~そうだ、とラミョンサリを注文する。インスタントラーメンの麺だけを入れて食べる。一人前でも半分でも注文できる。キムチチゲには若干のおかずも、ご飯もつくので。

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 向かいの若い方のチゲがすっかり煮えているので、店のおばさん、アジュマが、若い方のコンロを僕の方にむけてチゲを置き、ガスを点火。強い火力ですぐにグツグツ煮える。そこへラミョンサリを投入。ここまではよかった。で、ところで飲み水はどこかいなとキョロキョロあたりを見回す余裕まであった。スープを味見する。酸味、コク、辛味、ほのかな甘み、すっきりとしたスープ、実にうまい、うまい、よかった、よかった、あいつにこの店のことをおしえてやらないとな・・・と。

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 そのとき、鍋に異変がおこっていた。ラミョンサリが急速にスープを吸収していたのだ。たちまちスープが底をつき始めた。若いのが親切に、火を弱めてくれる。すると、中年の方が、僕に大きなペットボトルの水を差しだしてくれた。おおそうか、これで煮詰めたスープをふたたび蘇生するのかと、僕は冷水を鍋にドボドボ注ぐする。これ見た中年の方は少し怪訝な表情を浮かべたが、気を取り直してすぐに若いのに火を強めよと促す。(たぶん二人は他人です)

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 いや~~うまい、水で薄めてもうまい。ところがまた強い火力ですぐにスープが底をつく、また若いのが火を弱める。水をドボドボ、火を強め、スープが底・・・を繰り返しているうち、店のアジュマがのんきにやってきて、「スンニュン?(スープいる?」といった気がする。「・・・・・あるんだ!」、やかんに入ったそれを注いでもらった。中年のほうは、ほっとしたような顔をした。今度はアジュマが点火してくれた。珍しく動転していた。かすかに手が震えていた。前の運転手、二人が起ちあがった。目で謝意。微笑みがえし。日韓の真の友情の発露。
 なんということだ。キムチチゲをなめていた。まともにキムチチゲのことを考えたことはなかった。これこそ韓国料理の王道ではないか。庶民の伴侶ではないか。素材が単純なだけにこだわり、スープを極めている。
 これからはキムチチゲが増えそうだ。
by mihira-ryosei | 2010-08-28 20:39 | 韓国なんでも

コムタンの奇跡

コムタンの奇跡 ―本当にあった話―

 2010年2月13日、土曜日。ソウルでの仕事を終え、夕方の便で帰国することになっていた。午前はホテルでまどろみ、起きだし、シャワーを浴び、ネットをチェック、バンクーバーオリンピックの開会式を横目に見ながら、荷造りをした。チェックアウトして、ベルデスクに荷物を預け、外に出る。水曜日の深夜にソウルに入ってから、雪の多い、曇りがちの天気だったが、初めて晴天だ。車が少なく、町はいつもの喧騒が嘘のようにひっそりとしている。明日からソルラル、つまりお正月なのだ。韓国は今日、大晦日みたいなものだ。
 コムタンが食べたい。朝飯の抜きのおっさんが、コムタンを求めてソウルを歩いている。コムタンとは、あっさりした牛の臓物のスープである。なかなかみつからないので、遂にタクシーに乗った。
「明洞(ミョンドン)にある有名なコムタンの店知りませんか?この間行ったんだけど、名前を忘れて、場所もよく覚えていないのです」
 祈るような思いで、運転手に問いかけた。
「・・・・、知らないなあ」
 なんか、無愛想な奴だ。
「コムタンが食べたくて・・・・」
「コムタンねえ・・・・・」
 どうも、やる気なさそうだ。だめかな。
「あっ、思い出した!河東館(ハドングヮン)だ。ハドングヮン!」
 思わず、声量が上がった。これでわかるかも・・・・。しかし、運転手は無反応、知らないみたいだ。
「テレビにもよくでるし、食客というドラマにもでたんだけどなあ・・・・」と追加情報を提供しても、だめだ・・・。
 ところが、運転手が突然、信号停止でカーナビを操作しはじめた。ハ、ドン、グヮンとハングルで入力している。でも見つからない。信号に停止するたび、運転手は検索を続けた。俄然誠意を感じた。しかし、見つからない。
 そうこうするうちに、ミョンドンについてしまった。
 まあ降りるしかない。でも、見つける自信はない。そんな僕の心を察してか、そもそもコムタンに固執するおっさんがアホに思えたか、運転手は言う。
「ここには食べるところがいっぱいあるじゃないか。アンドンチムタックとか・・」
「いいや僕はコムタンが食べたい」
「カムジャタンもあるし・・・」
「コムタン!ナン コムタン モッコシッポ!(僕はコムタンが食べたい)。ここで降りるよ」
 
 仕方ない。探すんだ。悲壮な決意でタクシーを降りたそのとき、奇跡がおこった。タクシーを降りたところが、なんと、河東館(ハドングヮン)の真ん前だったのだ。
 うれしさのあまり、僕は、タクシーのフロントガラスを叩いた。漢字で書かれた看板を力いっぱい指さした。
 運転手も、看板を確認して、ニッコリほほ笑んだ。林家正蔵に似ている。
 僕は右手でガッツポーズ。それに、運転手は右の親指をぐいと突き立てて、応えた。
 
 コムタンがいつもよりおいしく、味わえたのはいうまでもないことだ。

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by mihira-ryosei | 2010-02-14 00:14 | 韓国なんでも
 
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釜山です。海雲台です。夏です。
 なぜか肉ですが、あまりにおいしかったので・・・。嶺南(ヨンナム)食肉店というお店です。
 霜降りよりも香り、柔らかさよりも食べ応え、噛めば噛むほど味が出る。それが韓国地牛の魅力といえよう。刺身と塩焼きを食べた。表現を凝る必要なない。おいしかった。すんごくおいすぃくわったです。

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 ところで、最近、漫画「食客」の人気、ドラマ化、映画化で、韓国の複雑な牛の部位名称と日本のそれとの違いが知られるようになった。漫画「食客」の訳者が作成し、コミック版の参考につけてくれたわかりやすいイラストを掲出させてもらいます。(『食客』講談社 第3巻 P214,215)
 また、メニューの写真をあげておきました。上二つが塩焼きのメニューです。写真2枚目のような形ででてきます。둥심(トゥンシム)、 나겹(ナギョプ)、 치마(チマ)、 제비추리(チェビチュリ)、 안심(アンシム)、 채끝(チェクッ) 、차돌(チャドル)。上のイラストと照合してみてください。ないのがあれば、まだまだ、分類があるということですね。

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 「脇役」も独特だった。「前菜」には、生レバー、生センマイとともに、とろっとした生の髄がついた。また、ウルルン島の山中でしかとれないというにんにくの葉。ほのかな香りと辛味、味付けの酸味。この葉に肉を包んで食べる。さらに、キムチを洗って?かな、数年置いておいた古漬け、京都のスグキの域に達していた。これにも包んで食べる。(写真5枚目)


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by mihira-ryosei | 2009-09-06 11:57 | 韓国なんでも
  
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最近、ホルモンブームである。町のあちこちここかしこに、「情熱ホルモン」の看板が増えた。そこで本場、韓国において、ホルモンはいかなるものであるのか、数か月前の写真を公開しよう。
 場所は、ソウル、江南(カンナム)の教大(キョデ、教育大)あたり。この辺は、なぜかコプチャンクイ、まあざくっといえばホルモン焼きが多い。中でも老舗のひとつが、コブクコプチャン。コブクは亀甲の意味。秀吉の水軍を散々打ち破った英雄・李舜臣(イスンシン)があやつった軍船のことである。

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 いつもいっている、ワンコプチャンでは、生レバー・生センマイは無料、お代わり自由という太っ腹であったが、この店は有料。(こっちがあたりまえか)でも、この量で、5000W。安い!!僕の職場に、美しい(たぶん)女性(おそらく)でありながら、因果なことに、生レバーに魅入られていて、一度に最低5人前、乗ってくると平気でフタけたぐらいたべてのける人が同僚にいるのだが、この値段だと20人前はいくかもしれない。

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 腸だの、胃だの、どかっと盛って、わっと放り込んで、チョキチョキ切って、ボワッと酒で火をのぼらせて、食うのです。それだけです。もちろん、おいしいなんてもんではござんせん。そんな言葉では言い尽くせないものがあります。神が降りてくるような・・・・。なにゆうてんのかわっからんように、なりますわ。

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 日本のホルモン屋さんにもぜひ考えてもらいたいのが、この焼き飯。テロテロになったホルモンのエキスに、ご飯をワサッと入れて、ごま油とコチュジャンで炒めて、炒めて、最後、底に焦げ付いた飯をごりごり削るようにしてたべるのだけれど、これ、なんで日本にはないのかな。きっと、鍋を掃除するのがめんどうなのだろう。
やればいいのにな。

 あ~韓国に行きたくなった。

電話 02-586-0032

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by mihira-ryosei | 2009-05-05 13:35 | 韓国なんでも
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 近頃、韓国ウォンが安いというので、韓国にいきたいな~という人が増えているようだ。それで韓国にいっても結局、免税店でブランド、利泰院(イテウォン)で皮製品、はたまた、な~んちゃって品を買うか・・・。いずれにしても買い物とグルメが多いようだ。当ブログでは、韓国の楽しみをいろいろ提供しているつもりなのだが、なにせ、買い物ツアーは慌ただしい。そんなときには、食事もさっと済ませたい。というので、今回は定番の昼メニューを。コムタンとサムゲタンの老舗店。
 コムタンは、明洞(ミョンドン)の河東館(ハドングァン)は有名である。コムタンの意味は、長時間煮込む=コムからきたものらしい。日本では、コリ(尻尾)コムタン、つまりテールスープとして知られている名前だが、本当のコムタンはずいぶんと違う。しからば、ソルロンタンとどう違うのかという質問もでてきそうだが、今は、ほとんど区別がなくなってきているようだ。もともとソルロンタンは雪のように白いという意味で、白濁したスープのことである。煮込んでいる素材はコムタンと変わらないように思う。透明=コムタン、白濁=ソルロンタンという区別であったようだが、今はあいまいになっているらしい。この河東館のコムタン、なにより気前よく、肉が入っている。ようするにそれなんだな、人気の秘訣は。違うかな。

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サムゲタンは参鶏湯と書く。生後40日ごろの鶏におなかに、高麗ニンジン、もち米、なつめ、松の実、にんにくなどを詰めて煮込んだ薬膳料理である。栄養価が高い。考え方を変えれば、要注意高カロリー韓国料理である。おいしいサムゲタンといわれても、正直あまりわからない。僕は明洞の栄養センターによく行く。それはサムゲタンが特別おいしいというのではなく、トンタックというローストチキンが食べられるのが理由である。
 今回はあまりにも有名な土俗村(トソクチョン)のサムゲタン。慶福宮(キョンボックン)、大統領府である青瓦台(チョンワデ)あたりにある。昼時には、地元の人のみならず中国人や日本人の団体が行列をなしている。かつて、この店のファンであったノムヒョン大統領がチョンワデにサムゲタンを作りに来てほしいと頼んだが、断られたという話も、巷間語られている話である。
 食べ方は韓国人の食べ方を観察することをお勧めする。ザクザクと鶏を割って、少しずつお皿に取り出して食べる。肉には塩を付けて食べることもよい。いきなり鍋にスプーンいれて食べると、やけどしまっせ。
当ブログお決まりの変な日本語もおまけします。

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 でもサムゲタン、今の日本円なら500円ぐらいで食えるのかあ・・・。行きたいなあ。
by mihira-ryosei | 2009-02-14 19:35 | 韓国なんでも
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韓国にいったわけなんですね。着いた日の夜に大学の後輩たちとビヤホール。写真がなくて恐縮であるが、ホンデイック(公大入口)の「キャッスルプラハ」というチェコ料理のビヤホールだった。ちょうど、オリンピック・野球の決勝、韓国対キューバをやっていた。大変な騒ぎ。ところで、韓国が、金メダルをとってから言われている小話。「日本は野球場に水を溜めて水泳を教えればいいのだ。韓国はサッカー場に水を溜めて水泳を教えればいいのだ」と。でも日本はサッカーも負けたんだよな・・・。
 写真は、カンナムデロ(江南大路)のオープン間近のビルです。

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 時は1996年、韓国語短期留学の際、下宿近くにあった、ヘムルジャプタン(海物雑湯)、日本でいう海鮮チゲ鍋のことです。こんなうまい鍋があるのかと衝撃を受け、その後もことあるごとに食べに来ている。イデイック(梨大入口)、梨花女子大学に向かう地下鉄駅のある四つ角、大学側からだと、四つ角の左上にある公園の坂道を上がっていくとある。店の名前は「ミルリネヘムルタン」・・・だったか。これを超えるヘムルタンは未だかつて存在しない。断言する。ただ、今回物価高騰の折りか、やや盛りが低い感じはしたけど。海老、カニ、どっさりのカラス貝、ミドド(説明不能)、なんかわからん魚卵、なんかわからん貝、セリ(野菜)、うどんなどなど。コクのある、やや辛のスープ、思い出しても唾がでるよ。

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具をたいらげたあとは、出汁が蒸発しかかってテンテンになった鍋に、ご飯、刻んだセリ、海苔をごま油で炒める。ご飯を焦がしていただきます。
 「ヘムルタンの金メダルや~~~~。」

 電話 02-719-5113

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by mihira-ryosei | 2008-08-30 23:39 | 韓国なんでも
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 数か月前、韓国ソウルで行った店の名前が面白かった。まずは、江南の豚のカルビの店。ハングルの看板は、「デブちゃん」と書いてあります。ハイ、日本語です。大阪生まれのイミョンバe0065380_21491834.jpgクが韓国大統領になったので、「日本はいけない」という障壁が急速に取り払われる気がする。もともと、親日派は何年でもさかのぼって、財産も没収するぞ!と法律まで定めた、ノムヒョン時代でも、赤ちょうちんの居酒屋、とんかつやがどんどん増えていた。「デブちゃん」という豚カルビの店は、日本語のわかる若者がニンマリする店だ。味は、まあそれなり。











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 いまひとつは、これも江南の店。コプチャン(小腸)の焼き肉で有名な店。元来、コプチャンはこのブログでも紹介したことがあるのだが、「労働者の食べ物」である。わいわいがやがや、煙モウモウ、油べとべとが当たり前である。この店は、コプチャン食べたいけど、小汚いのはいやという江南の金持ちのための店なのか。丹念に処理した上等の小腸が出てくる。僕のコプチャン好きを聞きつけて、友人が連れて行ってくれた店である。名前は、「オバルタン」。漢字で書くと、「誤発弾」。有名な小説の題名だそうな。なんとなくおかしい。
 味は、そりゃおいしかったけど、今度コプチャン食べにいくなら、やっぱり、いきつけの「ワンコプチャン」にいくだろうな。

 
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by mihira-ryosei | 2008-04-20 21:58 | 韓国なんでも
 
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 出張でソウル。到着したその夜に、テレビで、崇礼門(南大門)が炎上し、灰燼となっていくさまを、ただただテレビの生中継で見ることになろうとは。たとえば、法隆寺五重の塔が、炎上し、崩落してゆく光景を現実として見せつけられたらと思うだけで、その凄惨さが理解できよう。僕の大好きな女優・キムヘスが、ブログで、「先祖には申し訳なく、子孫には面目ない」と書いて、共感を呼んでいる。秀吉の侵略、朝鮮戦争など、数々の戦乱にも生き抜いてきた南大門が、現代においてあっけなく燃え尽きてしまったことの韓国人のやるせなさ、つらさは、深い。翌日の深夜、現場を通りかかったが、携帯電話のカメラはとても使えなかった。
容疑者として逮捕された69歳の老人の社会への反抗という犯行動機への関心もさることながら、多方面で議論をよんでいる。たとえば、崇礼門でさえ、年間わずか2000万円程度という文化財保護の水準について、あるいは、日本やフランスが文化財を災害からいかに守っているかについても報道が多い。すでに高額の寄付が寄せられているようだが、修復の費用を政府の責任でおこなうべきか、国民の寄付でおこなうべきか。全面修復でも国宝として認められるのかなどなど。
間もなく新たに大統領に就任するイミョンバク氏が、どのように再生させるか、期待したい。韓国大運河よりも大切なことだと思う。

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 ところで、せっかくの冬のソウル。喪に服しているわけにもいかない。というわけで、零下十数度に冷え切った体を温めてくれる海鮮料理を三つあげておく。江南は新沙洞(シンサドン)のお店。
 カンジャンケジャン。生ワタリガニの醤油漬けである。身のとろとろ、ツルツル感もよし、甲羅をパックリ割ってご飯を入れてグジャグジャして食べるのも凄いんだ。
 次は、チム、蒸し物である。海鮮いろいろとアンコウの二品。

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by mihira-ryosei | 2008-02-15 21:51 | 韓国なんでも
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 韓国、旅の楽しみ -変な日本語看板

 おもしろいでしょ。ホワイトというマッサージの店なのに、黒と白。バラもついていて。なにより、
カタカナ表記が二つとも間違っており、しかも、間違い方が違う。先日、台湾でも面白いものをみつけたけど、質量とも韓国の水準には適いません。過去には、「最高の料金で、最低のサービス」という傑作もあったけど、この看板もなかなかの出来映えである。

 どうでも、日本人には、「これでいい?」と聞きたくないらしい。
 
by mihira-ryosei | 2007-09-02 12:03 | 韓国なんでも
幻惑と誘惑の魔窟 長安古美術商街 

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 そこは、地下鉄5号線、踏十里(タプシムリ)駅から、徒歩ほどなく、のところにある。韓国骨董の宝庫にして、あくまでもいかがわしいガラクタの密集庫、チンチャ(本物)かカッチャ(贋物)か、幻惑と誘惑の魔窟、長安古美術商街(チャンアンコミスルサンガ)である。古い雑居ビルが3棟ある。ここへはじめて来て、小さな李朝の壺を買ってから、9年になろうか。4度か、5度は訪れている。今回は、陶磁器というより、膳に興味があった。
 いきなり、入った店では、店主がしゃがんで、床に俵壺並べてブラシで磨いている、と思いきや、よく見ると赤土のようなものを水に溶かして擦り込んでいる。そんな露骨に偽物をつくらなくてもいいじゃないか。この店、贋物の専門店、昔にも来たことがあるような気がした。
 ここの店主によれば、最近は、韓国オリジナルの品が払底して、中国モノを、韓国モノと偽って売っている業者が多いそうだ。この古美術商街も多くが、中国モノだという。だから、贋物を買えというのはそれはそれで変だな。ただ、それは他の店でもよく聞いた。当然、中国ものは仕入れ値が安いので、利益が大きい。仁寺洞(インサドン)では、堂々と良い中国モノを売っている店もあるのだが、たいがいは曖昧に売られているようだ。今回は、陶磁器狙いでないからいいけど。

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 ただし、李朝の膳は、なかなかの人気で、「オリジナル」は相当高いそうで、50万ウォンを下る安いものは、「直し」と考えた方がいいとのこと。民具のたぐいも油断ならない。そうか、今、円は安いし、50万ウォンともなると、きついなあと思いながら、ある店で、目にとまったのが、桐の硯床である。昔、韓国の貴族、両班(リャンバン)が筆や、硯や、水滴、紙を収納していたもの。膳と違って、こういうものは庶民が使うものじゃないから値打ちがあるというのが、店のPR。はっきり言って、気に入った。もうひとつ、一枚板で、台の部分も彫り込んでつくった手ごろな餅台とあわせて、苛烈な値切り交渉をして、手に入れた。
 家に帰り、梱包を解くまで、不安の念が離れなかった。とんでもないガラクタではないだろうか。なんだかんだいっても、店が暗かったしな、あ~あ、また失敗したか・・・・・。
 
 今はというと、すっかり大切な部屋の風景になっている。眺めていると、なんとなく落ち着く。そんなだから、魔窟通いはなかなかやめられない。

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旅の料理5 テンジャン&ピビンパップ

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 江南(カンナム)の教保(キョボ)生命ビルの裏側一角にあるこの店は、昔から僕のお気に入りである。今回、久しぶりに訪ねてみた。シゴレテンジャンつまり田舎味噌汁が売り。醗酵しすぎてすえたようになってしまった香り、とろっとした食感、濃厚な味が魅力である。それに、ケランチム(茶碗蒸し)がつく。そして、ビビンパップ。ステンレスの器に、底にサンチュなどの生野菜を敷き、さらに、キムチなどのおかずを入れ、ご飯を放り込み、ごま油を注ぎ、コチュジャンを加え、ぐだぐたグダグダひたすらかきまわす。味噌汁も、たらたらいれてみたりなんかしちゃったりして~~~。
 おいしい。これで5000ウォンです。反則です。


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by mihira-ryosei | 2007-08-25 22:43 | 韓国なんでも