オギヨディオラは韓国の舟漕ぎの掛け声。1958年生まれのオヤジが趣味という数々の島々をたゆたいながら人生の黄昏に向かっていく


by mihira-ryosei
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 最近、狂牛病騒動以来、焼肉といえば豚肉という感がある。高級店をのぞいて、牛肉の質は格段に落ちてしまったように思う。解凍したてのものが出てくるようになった。韓牛といいながらやっぱり輸入だったんだな。
 そこで、まず豚肉のカルビ、テジカルビが抜群においしい店をとりあげる。ソウルである。江南(カンナム)駅から南向きにタクシーに乗る。江南大路を良材洞(ヤンジェドン)交差点を超えてさらに南へ。以前は交差点を500メートルほど過ぎて、Uターンすればよかったのだが、今は道路の真ん中に柵があり行けない。だからかなり南に下がり、可能なところでUターンし、北上、交差点の手前500メートルまで戻ることになる。
 マッポ(麻浦)スップル(炭焼き)テジカルビが店の名前である。マッポという地名と所在地は合わないのだがその理由は知らない。たぶん昔マッポに店を出していたのだろう。マッポはテジカルビが似合う庶民的な町である。ちゃんと店に到着すれば、テジカルビを注文する。それでいいではないか。賑やかな店内でパクつく、ほんのり甘くスパイシーに味付けられた信じられないほど柔らかな肉。絶対にうまい。値段は心配することはない。日本の解凍牛肉食べ放題ぐらいだせばお釣りがくる。もういいだろう。解説してもしょうがない。写真もないし。食べたくなるし。どうしようもないし。
 自分で書いて自分でいじけてしまった。
by mihira-ryosei | 2005-11-30 23:49 | 韓国なんでも
 ひさしぶりのアメフト観戦。西京極へ。第1試合は京大と関大。進境著しい関大が圧勝。僕が別府に行く前は2部リーグだったはず。同志社もアメフトに力を入れ始めたそうだ。近い将来、アメフト立関関同時代が来るかもしれない。それにしても京大の元気のないこと、10年前の姿を思えば寂しいものがある。
 いよいよ第2試合、関西学生アメフト今年の優勝決定戦、立命と関学の試合。ここ数年、日本の学生フットボール界では間違いなく最高水準の試合。プレーの高度さ、すべてを出し尽くす必死さ、締めつけられるような緊張感において。そして前評判を覆して、立命館が4連覇した今日の試合もまさにそうだった。
 次々押し寄せる観客であふれかえる。ゴール裏の観客席も人で埋まる。関学側、バックスタンドもほぼ満員。サンガの試合ってこんなに集まるのかね。立命の吹奏が観客の多さに場所を確保できず間に合わなかったため、試合前の校歌は伴奏なし。となりの人がどこで聞いてきたのか入場者2万数千人といっていた。
 前半は7対0で立命リードで終了。関学が押し気味であったが立命ディフェンスが奮闘。対する立命はショットガンスタイルから、パスではなくランをキイプレーで関学を攻める。これが効を奏してタッチダウン。後半も全体としては関学が押し気味。10対3から、関学がタッチダウンを決め一点差とし、一挙に逆転を狙って、2点コンバージョンにうってでるが失敗。さらに後半、17対9から関学がタッチダウンで2点差とし、終了間際に今度は同点を狙って、再び2点コンバージョンにでるがこれも立命が阻止。関学の雪辱を阻んだ。この2度の2点コンバージョンをめぐる攻防がやはり試合の最大の見せ場といえるが、その他にもしびれるプレーが随所にあった。
 なんといっても関学の迫力はすさまじく、QB出原も素晴らしく機能した。そして、この関学の猛攻をしのいだ立命ディフェンス、試合途中ケガで退場したエースQBの穴を見事に埋めた渋井、そして少ないチャンスをつくりだすのに貢献した立命オフェンスのラインを今日は讃えよう。
  
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 試合終了直後の模様
by mihira-ryosei | 2005-11-27 22:45 | スポーツ
 「ALWAYS 三丁目の夕日」を観てきた。はしたないほど、大泣きしてしまった。今考えてみると、話としてはどうということもない場面でも泣いていたように思う。となりの老夫婦、じいさんの方が泣いていた。僕も老いによって涙腺が弱ったのか、そうでなければ映画の出来がすこぶる良く、完全にはまってしまったからか。おそらく両者であろう。まず昭和33年、僕の生年という時代設定がいけない。これだけで泣くとは言わないけど、敗戦の記憶を引きずりながら、爆発的な高度経済成長の予感を感じさせていた時期といえるだろう。多くの人々が前向きで、一生懸命で、優しくて、将来への希望を持っていた。だから、テレビに興奮する人たちを見ても泣きそうになった。僕がものゴゴロつくのはあと4,5年先、東京オリンピックあたりになるのだが、映画のいちいちと僕の幼年の記憶にさほどの差異がない。とにかく、「希望格差」の今日とはえらい違いである。
 ふと歴史の進歩とか発展って一体なんだろうと思った。科学技術の進歩、便利になることと、それは人間が、「自由になる」ことではなかったのか。逆に「進歩」に脅され、「発展」に騙され、「便利」に管理されている。そのことがたまらなく切なく響いてくる映画である。
 市電、駄菓子屋、氷屋、フラフープ、テレビと冷蔵庫の登場、湯たんぽ、洋服のツギアテ、障子紙張替え・・・次々と懐かしいものを思い出させてくれる。そしてそれがモノだけではなく、家族や友人や近所の人たちの息づかいと濃密に絡み合っている。この時代からひとまわりして、「パッチギ」の時代、社会も政治も文化も簡単に変革できると多くの人が信じていた時代がやってくる。
 そして、そのあと日本はまったくどうしてしまったのだろう。
携帯電話、テレビゲーム、パソコンなどのハイテク、リストラ、孤独死、凶悪猟奇犯罪、環境破壊とテロに彩られた今は、将来からみればどんな時代なのだろう。それともそれでもなにがしかの希望があったと思われる時代になるのだろうか。
by mihira-ryosei | 2005-11-27 21:37 | 映画・音楽
 11月23日の NHKhi テレビで、ボブ・ディランのドキュメンタリー番組「NO DIRECTION HOME」を見た。20世紀初頭、アメリカンフォークの吟遊詩人、闘いと抵抗の歌い手、偉大なるウッディー・ガスリーの継承者にして、公民権運動、ベトナム反戦運動の大きな時代のうねりの中で、プロテストソングの旗手となったボブ・ディラン。やがて彼は、アコースティックギターをエレキギターに持ち替え、闘いはそして歌は世界を変えられると信じていた「仲間」から裏切り者と罵倒されることになる。番組はそのあたりを丁寧かつ執拗にとりあげている。
 
  60年代前半のミュージックシーンにポッと現れたボブ・ディランの軌跡を克明に追うことで、20世紀のアメリカの音楽と文化と社会運動が見えてくる。
 とにかくボブ・ディラン本人、ピート・シガー、ジョーン・バエズ、ピーター、ポール&マリーなど膨大な証言と歌の数々、時代と音楽の映像に圧倒された。一級品のドキュメンタリーであろう。
 
 また改めて、ボブ・ディランの魅力を再認識した。歌声の力強さ、そしてなにより詩のすばらしさ。それとジョーン・バエズのかわいらしさ。声もルックスも。さらにギターがうまいのにも感心した。
 
 ボブ・ディラン、「ライク ア ローリングストーンズ」もいいけど、「激しい雨が降る」、「朝日のあたる家」なんかを聞きたいな。
by mihira-ryosei | 2005-11-25 19:37 | 映画・音楽
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 というわけで、キムチチゲである。まずはキムチということで、「キムチの星山」に行く。二種類のキムチを買う。ひとつはチゲ用で、熟成してやや酸っぱいもの500g。もうひとつは、つい買ってしまった蒸し豚にのせるもので、とろっとコクのあるキムチを200g。ホバック(瓜の子供のような韓国かぼちゃ)、トック(餅)も買う。生協で、豆腐、セリ、豚肉、ビールを調達。
 愛読書『とっておきの韓国・朝鮮料理』(マガジンハウス1994年刊)で、味噌ダマの分量を確認する。まずはチゲの具。ジャガイモ、たまねぎ、ホバック、シメジ、豆腐、セリを準備する。キムチとは別に白菜を使うのもあり。洗ったり、切ったり。キムチを切り刻む。味噌ダマをつくる。味噌大さじ4、僕は濃厚な韓国の味噌を使う。日本の味噌を使う場合、八丁味噌を足すと韓国味噌らしくなる。しょうゆ大さじ1、コチュジャン大さじ1、すりにんにく一片、すりゴマ大さじ1を混ぜる。チゲとは別の鍋で、だし汁をつくっておく。僕はグリーンコープの粉末いりこだし、濃いだしをつかうと味がまろやかになる。
 フライパンにごま油をしき、豚肉と軽く握って水分を減らしたキムチを炒める。炒めることでキムチは甘みをもつ。鍋に炒めた豚肉とキムチを放り込み、だし汁をザバッと注ぎ、煮立てる。たまねぎ、ジャガイモ、ホバック、豆腐を加えて煮ながらアクをとる。野菜に火が通ったら、味噌ダマを溶かし入れる。最後にシメジ、セリを入れて完成である。煮詰まったら、だし汁を足して濃度を調整する。
 おいしいに決まっている。汁をご飯にかけながらパクつく。汗が額をぬらす。トックも入れようかと思ったが、満腹のため断念。明日にしよう。煮詰めた汁で焼き飯もいい。刻んだセリ、のり、ネギを起用するのだ。
 今回は、キムチにこだわりすぎた。ストレートに辛く、もっと酸味のあるものにすればよかった。でも暖まった。
by mihira-ryosei | 2005-11-19 23:15 | キッチン
 キムチチゲは韓国料理でキムチ鍋のこと。チゲを韓日辞典で調べると、「肉、野菜に味噌などを入れてひたひたに煮詰めた汁物」とある。チゲと名のつくものに、テンジャンチゲ(味噌鍋)、スンドゥブチゲ(純豆腐鍋)などがある。ああ食べたい!しかし事は簡単ではない。
 韓国語にはチゲに類する言葉に、クック(汁)がある。クッパ(汁飯)、ミヨクック(わかめ汁)、同じ味噌汁でも白菜の味噌汁になるとシレギクック、二日酔いに効くヘジャンクック(解腸汁)などがある。食べたい!食べたい!クックは韓日辞典によると、「あつもの、おつゆ」とあるだけで、チゲにくらべるとそっけない。チゲよりもあっさりしているイメージがあるものの、ヘジャンクックはそうでもないとか難しい。これにタン(湯)が加わる。韓日辞典によれば、「汁物」とあるだけでさらにそっけない。牛骨と牛内臓を煮込んだソルロンタンコムタントガニタン、ネジャンタン(内臓湯)あるいはトリと高麗人参を煮込んだサムゲタン(参鶏湯)、チュオタン(どじょう汁)などがある。食べたい!食べたい!食べたい!この間つくったテールスープは、コリコムタン。ただしこのタンは、タニャク(湯薬)として用いられる言葉であり、前述したタン(湯)料理には薬膳的という共通イメージがないこともない。
 さらにである。チョンゴルという言葉。韓日辞典によれば、「すきやき、寄せ鍋」とあるから、もうわからない。ナクチチョンゴル(たこの鍋)、コプチャンチョンゴル(腸の鍋)、ポソッチョンゴル(きのこ鍋)などである。食べたい!食べたい!食べたい!食べたい!これらはいずれも比較的大きな鍋で食べるので確かにすき焼きかもしれない。そういえばチゲも、クックも、タンも、一人鍋的である。ああ、でもヘムルタン(海物湯)は大鍋だな。
 韓国の友人に、これらの違いについて訊ねてみたが、納得のいく回答をした人はいないのだ。
このことについてはさらに研究を続けるとして、寒いから何かつくるとするか。

by mihira-ryosei | 2005-11-19 01:41 | 韓国なんでも
 11月12日、テールとハチの巣のスープの仕込みを終えて、京都四条鳥丸シルクホールで行われた映画「エイジアンブルー」の上映会に行った。この映画は、戦後50年の年、1995年に完成公開のもので、日本国内のみならずイギリス、韓国、中国でも上映されている。僕はこの映画の構想段階から参加している。1945年敗戦直後の青森県大湊港を強制連行された朝鮮人数千人を乗せた浮島丸が舞鶴湾で謎の爆沈を遂げた事件を題材に、現代の在日と日本人の恋愛も絡ませて描いた映画である。この10年間、「エイジアンブルー」は途切れることなく上映されてきた。今回の上映会に参加してあらためて思った。「残念ながら時代が必要としているのだ」と。憲法9条問題、靖国問題など、この映画が告発した「何者か」の影が色濃く見えるこの時代に。上映会には、監督の堀川弘通さん、脚本の山内久さん、主演女優の藤本喜久子さんも参加してくれた。共演のクリームシチュー(当時海砂利水魚)は来るわけないか。僕も台詞をもらって出演している。
 今年12月23日、下関の韓国映画祭でも上映されるとのこと。
 中学時代の同級生が三人見にきてくれた。みんな辛口批評。でも僕は何十回もみた「エイジアンブルー」の中で一番泣いたんだけどな。
 
by mihira-ryosei | 2005-11-15 00:30 | 映画・音楽
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 久しぶりの超大作である。お肉屋さんでテールを購入。2㎏5000円。ついでに、ハチの巣も買う。一枚というか、牛の第2胃袋丸ごとが700円。写真の左側が広げたハチの巣、右側がテールである。このハチの巣の表面の掃除が大変だった。熱湯をかけながらスプーンで表面をこすりながら黒いものを落としてゆくのだが、なんと2時間近くもかかった。



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 どうりで700円のはずだ。掃除の手間の方が大変なのだ。いうまでもなく写真は、きれいになったハチの巣である。テールは水洗いし、一度鍋で5分ほど煮たあと、また水洗い。キレイキレイするのだ。ハチの巣も掃除のあとはテールと同様の扱いをする。そして本格的にテールとハチの巣を煮込む。にんにくを入れてもいいし、入れなくてもいい。ハチの巣はしばらく煮込んで、適当なサイズに切り刻む。




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 白濁したスープがお好みならふたをし、透明なスープがお好みならふたはしない。あとはひたすら煮込む。3時間か4時間。ときどきはかまってやろう。声をかけてやってもいい。愛情をもって内臓に接することだ。
 食べるときに、刻んだネギ、塩、胡椒で味をととのえる。僕はご飯にかけながら食べる。肉は塩に直接つけて食べる方法もグッド。スープをやたら塩辛くしてしまうよりいいだろう。
 今回のテールの質はいまいち、そのかわりハチの巣は柔らかく、内臓らしい香りがただよい
本能も煩悩も懊悩も刺激される。うまい!!!
 残りのスープはカレーにしてよし、スープにしょうが、ゴマなど加えてラーメンにしてよし。
 今後の課題はハチの巣の簡単な掃除の仕方を研究することだ。
by mihira-ryosei | 2005-11-13 18:14 | キッチン
 韓流ドラマというものにはあまり夢中になったことがない。強いて言えば、スカパーのKNTVで見てた「ホジュン」。秀吉の朝鮮侵略前後の時代に登場した名医の話。ヒロイン・ファン スジョンにはまってしまったのに、スキャンダルで消えてしまった。今、地方でボランティアしてるようだ。それからDVDで見たアナウンサーもの「イブのすべて」かな。
 映画では、ハンソッキュとチョンドヨンの「接続」がよい。はじめて見たのは、大学路(テハンノ)の映画館。当時ほとんど韓国語が聞き取れなかったが、劇場で拍手が起きたラストシーンが素敵だなあと思った映画。今でもサラボーンの「ラバーズコンチェルト」を聞くと「接続」を思い出す。チョンドヨンとはその頃からの「つき合い」で、ファンと言っていい。ビデオも東大門市場で買った。チョンドヨンは、「ハッピィエンド」、「わが心のオルガン」、「スキャンダル」と見てきたが、「接続」のかわいさにはとうてい勝てない。最新作では韓国独特の風俗嬢の純愛映画での演技が評判のようだ。
 ハンソッキュといえば、「シュリ」もあるが、この間新婚旅行から帰ってきたシムウナと共演した「8月のクリスマス」。新村の映画館で見た。みずみずしく叙情性にあふれ、人生を奥深く考えさせてくれるものとして、韓国映画の最高傑作にあげたい。
 「猟奇的な彼女」、チョンジヒョン、やっぱり好き。台湾では態度が悪いと叩かれていたが。映画としては「イルマーレ」の方がおしゃれかもしれない。この系統では「リメンバーミー」も佳作。
 最近飲酒運転で捕まったソンガンホが好き。韓国のある女性が言っていた。「ペヨンジュンより、精子が濃そうだから好き」と。もちろん僕はそういうことで好きなのではない。「殺人の追憶」、「JSA」、「反則王」、「大統領の理髪師」、全部オススメ。
 ああイムグォンテク監督ものもあった。「ソッピョンジェ(西便制)」は傑作だよ、やっぱり。まだまだあるよなぁ、韓国映画。
by mihira-ryosei | 2005-11-08 23:53 | 映画・音楽
 久しぶりに奈良を訪ねた。雨の中、大勢の人たちと同じ方向を進む。目当ては正倉院展である。入館までの行列、入館してからも展示品の前には人だかり。それぞれのものは興味深いものばかりだが、さすがに疲れる。それでもがんばってほとんど見る。
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 志賀直哉旧居、新薬師寺を通り過ぎ、次にめざしたのは、奈良市写真美術館で開催されている「土門拳 入江泰吉 二人展」。こちらはそこそこの人出。ゆっくりと二人の作品を鑑賞できた。来てよかった。帰りに志賀直哉旧居をのぞいて、志賀が散歩道としてこよなく愛していた「ささやきの小径」(写真下)を歩き、興福寺へ。
 写真展の影響か、国宝館で「阿修羅」像、北円堂で、「無着・世親」像に久しぶりの対面。北円堂のほうは夕方だったが、照明がなにもなく暗くて仏像がいまひとつよく見えなかったことが不満。
 奈良はまた時間をつくってこよう。行きたいところがたくさんある。奈良に流れる時間は京都よりゆるく、古色蒼然としている。 

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by mihira-ryosei | 2005-11-06 22:18 | 旅行