オギヨディオラは韓国の舟漕ぎの掛け声。1958年生まれのオヤジが趣味という数々の島々をたゆたいながら人生の黄昏に向かっていく


by mihira-ryosei
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

<   2008年 01月 ( 2 )   > この月の画像一覧

e0065380_063997.jpg


            『ベートーヴェンの交響曲』金聖響+玉木正之(講談社現代新書)

 指揮者の金聖響(きむせいきょう)とスポーツライターの玉木正之の対談を前後に、間は、第一番から第九番まで、ベートーヴェンを研究し、演奏し尽くした、指揮者・金聖響の語りで構成されている。
 何故か、クリスマス・ライブのあと、突然、ベートーヴェンの交響曲が聴きたくなった。考えてみれば音楽をCDで聴くようになってから、ベートーヴェンの交響曲は、第九しか買ったことがない。レコードでは、第ニ番から、三、四、五、六、七、九と持っているから、かれこれ四半世紀もごぶさたしていたことになる。その間、交響曲は、モーツアルト、シベリウス、マーラー、ショスタコーヴィチなんかを聴いてきたことになる。
 年末、この本を読み、映画「敬愛するベートーヴェン」を観て、そしてバーンスタイン指揮の交響曲全集をアマゾンで取り寄せた。新しい気持ちで、一番から順に聞いて、八番まで聴いた。「ココロの浄化」というところかな。ところが、そこまでで、何故か、寅さんのリリイ物(浅丘ルリ子)が観たくなり、弟から借りた。じんわりとココロに沁みた。ところがところが、これも4作のうち3作までで、これまた最終48作を残して、年末年始休暇が終わってしまった。


交響曲第五番

 ただ「凄い」としかいいようがないくらい、それほど、これは見事な音楽です。異常なまでの力を感じる音楽。しかも作品として、完璧です。ひとつの究極の姿。これ以上のものは想像できない音楽。どのひとつの音も完璧に計算され、構築された完全な構造物。・・・・
 まず最初にフォルテッシモで、♪ダダダダ~ン! ダダダダ~ン!(ソソソ♭ミ~、ファファファレ~)と四つの音を2度、弦楽器とクラリネットで鳴り響かせますが、まず、この音を合わせるのが難しい、至難の業です。カラヤンがベルリン・フィルを振った映像でも、イチ、ニッ、サン、ン♪ダダダダ~ンと、3回棒を振ってからオーケストラに音を出させています。バーンスタインがウィーン・フィルを振った映像でも、イチ、ニッ、ン♪ダダダダーンと、音の出る前に2度振っています。ここで、「ン」といったのは、最初の音が出る前に、八分音符があるからですが、その前に指揮棒を1回振りあげるだけで、♪ダダダダ~ンと、すぐにオーケストラが入るのは無理でしょうね。・・・・・そうして音楽は第4楽章の橋渡しをする静かな部分へと移ります。何か不気味な予兆に満ちた音をティンパニが♪トントントン・・・と静かに響かせ、ヴァイオリンの緩やかに波打つような音の動きが、やがて徐々に大きくなり、さらに大きなうねりとなって、音楽はとぎれることなく第4楽章の冒頭で爆発します。♪ドーミーソ~ファミレドレド~、ドードレ~レレミ~、ドレミファミファソラソラシド~、ドレミファミファソラソラシド~、ドレミファミファソラソラシドシドレミ・・・ ハ長調です。なんという単純さ!ドレミファを順番に並べただけ!しかし、これほど素直に歓喜の雄叫びを張りあげた音楽は、ほかにありません。シンプル・イズ・ベスト、という基準で語るなら、これ以上シンプルにして美事な音楽表現はありえないでしょう。

交響曲第七番

 (第2楽章)ここで誤解してもらいたくないのですが、私はなにも、メロディになりきれていないから不完全だとか、完成されていないといっているわけではないのです。・・・・この音楽は、バッハの『平均律クラーヴィア曲集』や『無伴奏チェロ組曲』と並ぶかそれ以上といえるほどの大傑作だといいたいわけです。何しろきわめて単純なリズムと、和音進行と、メロディになる前の原型だけで、聴く人の心に深く入り、まるで魂を鷲摑みにされるとでもいえばいいのか、魂の在処を教えてくれるとでもいうのか、それほど心に響く音楽にまで昇華させているのです。とはいえ、この素晴らしい音楽を聴くことによる感じ方は、人によってじつに様々で、十人十色どころか百人百様といえるほどです。ある作家は、この音楽を「トリステッセ(深い悲しみ、悲哀、憂い)の極み」と表現したそうですが、別の作家は「婚礼の行進」と称したといいます。また、「祈りの巡礼」とか「心からの希望」といった人もいます。深い悲しみから、心の奥からの喜びまで、まったく正反対の感想が生じるのも音楽の抽象性の素晴らしいところといえるのでしょう。
by mihira-ryosei | 2008-01-26 00:13 |
 ほんとは、昨夜、年越しソバを食べられないソバアレルギーの人たちのために、うまいラーメンを紹介しようと思っていたのだが、エキサイトブログが混雑していたためか、投稿を拒絶された。
 それで、新年初ブログが、ラーメンになってしまった。

e0065380_22231036.jpg


 去年行った博多のラーメン。まずは、大橋駅近くの「四郎」。かの天草四郎時貞にちなんだ名前だろう。だから、熊本ラーメンの焦がしニンニクの香りが芳しい。味はあまり覚えていないけど、濃厚な味。人気店のようだ。なにより、忙しいのに、電話での問い合わせに何度も丁寧にナビしてくれたお店の人が、実に気持ちよかったト。

e0065380_22233030.jpg


 次が、薬院の「麺劇場 玄瑛」。開店前から行列の店。店は、芝居小屋のミニチュアのよう。分厚い黒っぽい扉で中は見えない。営業中ではなく、開演中の札。待ったあげく扉の中に入ると、正面が壁というか、塀というか。頭上で人が立ち歩きしている。そこで待つ。そしていよいよ、着席、注文となる。なあるほど、それで劇場か・・・・・。なにがあったかは、お店で体験してください。単に話題づくりに命をかけているのではなく、味も流石というべきもの。

e0065380_22235226.jpg


 でも、僕は、やっぱり親不孝の「やまちゃん」がうまか。
by mihira-ryosei | 2008-01-01 22:24 | よろずヨロカジ