オギヨディオラは韓国の舟漕ぎの掛け声。1958年生まれのオヤジが趣味という数々の島々をたゆたいながら人生の黄昏に向かっていく


by mihira-ryosei
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 幼稚なことをいうようだが、たとえ生まれ変わるとしても、アメリカはいやだなと思ってしまう。安全すら、民営化に委ね、ルイジアナのように予測可能な自然災害からも守られない。貧しい若者は大学に行くために奨学金を餌に、軍隊にリクルートされていく。ごく中流の家庭ですら一度入院しただけで莫大な治療費に借金が嵩み破産、仕事を求めて、イラクなどで運転手など戦争ビジネスに従事し、心身ボロボロ。大学に進学してもローン地獄、就職しても返済に追われ、病気しても無理を押して出勤、これまた心身ボロボロ。いくらなんでも、本当なのか、これほどまでなのかと思いつつ、ページを繰った。アメリカの陰の部分にすぎないのか、アメリカ社会の本質なのかは、この一冊では断定できないが、格差社会の行きつく姿を、説得性をもって示していることは確かである。
これは「先進国」アメリカを論じるときに、どんな立場の人であれ、無視できない本ではないか。反米とか、親米とかを超えて・・・。
 日本が、この国の軍事力と核兵器に守られていると今も広く信じられていることはどういうことなのか、もう一度考えてみる必要がある。


 ジェフリー(連邦緊急事態管理庁FEMA)は力のない声で言った。
 「洪水の前年の二〇〇四年夏、FEMAはハリケーン上陸を予測していながら、堤防を強化するための災害緩和資金をルイジアナに与えませんでした。洪水対策を急かすルイジアナ州の要請は政府に却下され、ハリケーン時において防御の役割を果たす沿岸湿地帯の大規模な再整備計画「コースト二〇五〇」の一〇年にわたる研究調査と協議の結果は棚上げにされました。堤防の保守や建設のための予算は繰り返し削られ、防波堤は未完成のまま放っておかれました。そして気象学者らの予想通りハリケーンは上陸し、町の八〇%は水の底に沈んだのです」(第二章 民営化による国内難民による・・・・)

 ごく普通の電気会社に技師として勤めていたホセも二〇〇五年に破産宣告をされた一人だ。
 「原因は医療費です。二〇〇五年の初めに急性虫垂炎で入院して手術を受けました。たった一日入院しただけなのに郵送されてきた請求書は一万二〇〇〇ドル(一三二万円)。会社の保険ではとてもカバーし切れなくてクレジットカードで払っていくうちに、妻の出産と重なってあっという間に借金が膨れ上がったんです」(第三章 一度の病気で貧困層に転落する人々)

 「アメリカ帰還兵ホームレスセンター」のデータによると、二〇〇七年現在、アメリカ国内には三五〇万人以上のホームレスがおり、そのうち五〇万人は帰還兵だという。VA(退役軍人協会)のサービスを受けられているのはその二割に過ぎず、残りは何のケアも受けられずに放り出されている状態だ。 (第四章 出口をふさがれる若者たち)



 グローバリゼーションによって形態自体が様変わりした戦争について、パネラ(世界個人情報帰還スタッフ)は、言う。
 「もはや徴兵制などは必要ないのです」
 「政府は格差を拡大する政策を次々に打ち出すだけでいいのです。経済的に追い詰められた国民は、黙っていてもイデオロギーのためでなく生活苦から戦争に行ってくれますから。ある者は兵士として、またあるものは戦争請負会社の派遣社員として、巨大な利益を生み出す戦争ビジネスを支えてくれるのです。大企業は潤い、政府の中枢にいる人間たちをその資金力でバックアップする。これは国境をこえた巨大なゲームなのです」(第五章 世界中のワーキングプアが支える・・・・)


 調査ジャーナリストのナオミ・クラインは「過激な市場原理主義の流れに呑み込まれないためには、まず何が起きているかを正確に知ることが不可欠だ」と言う。
 「サブプライムローン問題」ひとつとっても、それを金融の世界に起きた災難としてとらえ、中央銀行の苦渋の決断やそれがあたえる株価の数値だけに目を向けるのか、医療費が払えずにひっそりと死んでいく高齢者や、人間らしい生活と引きかえに海の向こうの戦争に行くワーキングプアの若者たちと同列の現象ととらえ、新しい世界の構造自体に目を向けるのかという選択は、私たち自身の手の中にある」 (エピローグ)


                       『ルポ 貧困大国アメリカ』 堤 未果 (岩波新書)
by mihira-ryosei | 2009-05-31 11:03 |
 
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 某月某日。故あって、岐阜市内に潜入。コーヒーをモーニングセットで。
 モーニングとは言っても、昼12時までとあって、「昼モーニング」を楽しむお客さんで店は賑わっている。
 トーストの下には焼きそばですぞ!その上はカレー味に炒めた玉ねぎ。さらにその上にはほうれん草のおひたし。お隣にはご存じ野菜サラダ。そのまたお隣には・・・ようく見るとピクルスではないか。その下はブルーベリーのゼリー。そして、真ん中には、な、な、なんと、茶碗蒸し!!なんでやねん!と突っ込みたくもなるよ。
 まさにおそるべし、モーニングセットでした。
by mihira-ryosei | 2009-05-18 00:33 | うまいもの 韓国京都以外
*ダラダラあんまり意味ないです。読まなくてもいいです。


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月光の河

夢を追いかけながら 冬の砂漠越えた
希望抱きしめながら 熱風にさらされた
何十年も 歩き続けて たどり着いた浜辺で

海を流れる河 月光の河
夜明けを待ちわびて また旅に出よう
OGIYODIORA

自由求めながら 氷の雨に打たれた
光探しながら 暗闇を彷徨った
何十年も 歩き続けて たどり着いた浜辺で

海を流れる河 月光の河 
夜明けを待ちわびて また旅に出よう
OGIYODIORA

Q-Chewsというオヤジバンドが結成されたのは、FIFAワールドカップの年、2006年。33年ぶりの中学の同窓会で再開したメンバーによってである。この同窓会にあたり、僕が作曲し、大阪のコピーライターのT君に作詞してもらい作ったのが、「君が15歳の」。これが結成のきっかけになった。月に1度集まっては、ビートルズなんかをジャカジャカやっていたけど、そのうちに曲ができた。「同窓会で」。これは同窓会で昔好きだった人にあったら、どう思うかみたいな詩で、ちょっとメローな感じのするナンバーなのだけれど、「これはこれとして、おっさん、おばはんの色恋沙汰ではなく、もっと同世代への応援歌みたいなのつくったら・・」とベースのS君からいわれて、歌詞にとりくみ始めた。メロディーはかなり前からできていた。ビートルズの「We Can Work It Out」を弾いていて、はずみで生まれた。そのコードは結局アレンジの過程で変わってしまうのだけれど。苦しんだ歌詞の糸口になったのは、赴任先だった大分・別府で、よく目にしていた「ムーンリバー」だった。別府湾に浮かぶ月が海面を照らし、ひとすじの光る道のようになっていた。小高い山を下るときに、あまりの美しさに吸い込まれそうになる感覚を覚えた。その光景をあらためて想いうかべ、僕らの想いと重ねてみた。すると、いろいろあって生きてきた僕たちが、浜辺に立ち、海に流れる月光の河を見つめて、さらに旅立ちを決意する、そんな構想がうまれ、曲ができた。
 OGIYODIORAは、韓国語で、船をこぐときの掛声だ。韓国のイ・サンウン(リーチェ)という女性歌手が、OGIYODIORAという曲を歌っている。大好きな曲である。
 アレンジは、難航。この面ではまかせっきりのリードギターT君が仕上げてくれた。「おまえ臭さをある程度抜いて、若いもんも入っていける、同世代も聞ける、これがQ-Chews風かもしれんなあ」
 我がバンドのマドンナ・クボッチのエレピが、月光と海、新たな航海をイメージさせてくれる。
by mihira-ryosei | 2009-05-06 20:29 | Q-Chews
  
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最近、ホルモンブームである。町のあちこちここかしこに、「情熱ホルモン」の看板が増えた。そこで本場、韓国において、ホルモンはいかなるものであるのか、数か月前の写真を公開しよう。
 場所は、ソウル、江南(カンナム)の教大(キョデ、教育大)あたり。この辺は、なぜかコプチャンクイ、まあざくっといえばホルモン焼きが多い。中でも老舗のひとつが、コブクコプチャン。コブクは亀甲の意味。秀吉の水軍を散々打ち破った英雄・李舜臣(イスンシン)があやつった軍船のことである。

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 いつもいっている、ワンコプチャンでは、生レバー・生センマイは無料、お代わり自由という太っ腹であったが、この店は有料。(こっちがあたりまえか)でも、この量で、5000W。安い!!僕の職場に、美しい(たぶん)女性(おそらく)でありながら、因果なことに、生レバーに魅入られていて、一度に最低5人前、乗ってくると平気でフタけたぐらいたべてのける人が同僚にいるのだが、この値段だと20人前はいくかもしれない。

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 腸だの、胃だの、どかっと盛って、わっと放り込んで、チョキチョキ切って、ボワッと酒で火をのぼらせて、食うのです。それだけです。もちろん、おいしいなんてもんではござんせん。そんな言葉では言い尽くせないものがあります。神が降りてくるような・・・・。なにゆうてんのかわっからんように、なりますわ。

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 日本のホルモン屋さんにもぜひ考えてもらいたいのが、この焼き飯。テロテロになったホルモンのエキスに、ご飯をワサッと入れて、ごま油とコチュジャンで炒めて、炒めて、最後、底に焦げ付いた飯をごりごり削るようにしてたべるのだけれど、これ、なんで日本にはないのかな。きっと、鍋を掃除するのがめんどうなのだろう。
やればいいのにな。

 あ~韓国に行きたくなった。

電話 02-586-0032

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by mihira-ryosei | 2009-05-05 13:35 | 韓国なんでも