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オギヨディオラは韓国の舟漕ぎの掛け声。1958年生まれのオヤジが趣味という数々の島々をたゆたいながら人生の黄昏に向かっていく


by mihira-ryosei
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今年の年賀状、なんとなく気に入ったものの写真のコラージュにしたのです。16枚の写真になってしまったので、いちいちについてコメントを書くことができず、「タネ明かしはブログでと」書き添えました。まあ年賀状をもらって、いちいちブログを覗いてくれる人がそんなにいるとは思いませんが、まあ、とにかくコメントします。

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カワイイナという以外に、特に意味はないのです。中国・広州にいったときに撮ったもの。ネッスルを雀巣というのが素晴らしい。

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 京都、団栗宮川筋あたり。志と書いて、こころと読ませる店。牛肉おにぎりです。味はもちろん抜群ですが、ビジュアルも美しい。

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福岡で行われた立命館大学の全国校友大会の模様です。秋山具義さんデザインのロゴがいいなと思って撮りました。

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 韓国・ドキュメンタリー映画『牛の鈴音』。去年最も感銘を受けた映画。このブログでもとりあげています。DVDも発売を待ちかねて買った。

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去年、最も数多く足を運んだ韓国料理店、水月亭西院店。ここは豚が基本。蒸し豚はほんとにおいしい。写真は珍しい「生の豚の小袋」つまり子宮。こりこりしていける。この店、焼肉もあるけど、素朴な料理が泣かせるほどいい。特におすすめはキムチチゲかな。気負いのないさらりとした味だけど、なんかなつかしい味。

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  去年、5月の連休に、脱北者の親子を描いた韓国映画『クロッシング』を観た日に行った難波の居酒屋かどや。おっさんの殿堂。これもブログでとりあげている。

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昨年食べた数あるラーメンの中で最も印象的だったのが、このラーメン。熊本駅近くの「黒龍江ラーメン」。黒龍江というとなぜか、「残留孤児」を連想してしまうのだが、ラーメンは、焦がし油風味の熊本らしい味。

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 去年は、少女時代、カラなど韓国女性グループが日本でも受けにうけていたけど。ワンダーガールもありまっせということで。彼女たちは今は、アメリカでの活動が多いようだが。

 
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京都・四条大宮あたりの居酒屋・風のミンチカツ。この店の売りは新鮮な丹後の魚なのですが、ここの大将、肉料理もおいしい。定番メニューでも餃子は大人気。ところでこのミンチカツ、狂喜乱舞するほどうまいのに、たまにしか出ない幻のメニュー。

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ROSEN。ローゼン。かつて千里中央で、注文されたケーキを汽車で運んでいたという伝説の店。いまはもうない。同級生がもっていた店のお皿を送ってもらった。

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 台湾・台中にある東海(トンハイ)大学のキャンパス。この大学では教員もキャンパスの中および周辺の家に住む。学生規模は小さくないけれど、アットホームな大学。自然の中に、古色蒼然たる建物、そして並木。

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京都・御池間之町上ル、笹蔵。僕のとっておきの店である。それこそおいしいものいっぱいだけど、写真はあえて、素焼きそば。その名の通り、ほとんどうるさくしないでつくったもの。いつもフィニッシュに頼んでしまう。
 
 素やきそばの隣は、重症の骨折をしながら屈託のない息子。

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 韓国の名門・梨花女子大学。あっとおどろくキャンパス大改造をやってのけた。一見の価値がある。写真男はボク。女性はオリンピックメダリスト。撮影は彼女の夫。

 その下が、甲子園ライトスタンドで阪神を応援するボク。この試合、能見の快投で読売を粉砕。

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  最後が、Q-Chews、去年の夏ライブの模様。
  今年のライブは、1月9日、日曜日 5時から、大阪・西中島南方 D.Ⅲでおこなわれる。
 ライブには、紅白歌合戦に、川中美幸のバックダンサーとして遂に出場を果たした中島信也(CFディレクター)も、恒例の出演。


  というわけで、本年もなにかとお騒がせします。よろしくお願いいたします。

 
# by mihira-ryosei | 2011-01-01 02:06 | よろずヨロカジ

キムチチゲをめぐる冒険

 
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 知人が、キムチチゲ屋でもやろうかなと。それで、僕のレシピを教えてくれと。おい、おい、冗談ではない。キムチチゲをなめてはいけない。もっと深遠なもので、韓国の大地で、絶品をたくさん研究してから考えればどうかと答えておいた。
 でもよく考えてみると、僕自身、キムチチゲを韓国でちゃんと食べたという記憶がない。あまりに日常的なので、韓国の友人たちは僕をキムチチゲに誘わなかったのだろう。
 この8月、韓国にいったときに、ソウルの「キムチチゲ」の名店にフォーカスしてみた。ところが、どいつもこいつも日曜日休み。労働者、庶民の食べ物なのだということが窺える。ひとつだけ、検索にひっかかったのは、江南(カンナム)、チョンダム洞のチャンドクテ・キムチチゲだった。有機白菜キムチを100%使っているのがウリで、それらは3年ぐらいの熟成キムチなのだろう。行ってみて、一目で、ああ、これはキサシクタンだと。つまり、タクシーの運転手が好んで選ぶ食堂なのだ。期待がふくらむ。店は満員。壁には芸能人のサイン色紙でびっしり。

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 メニューはキムチチゲしかないので、特になにもいわないでいた。ちょうど目の前に、若いタクシーの運転手、向かい右手に中年の運転手が、まさに煮えたぎったキムチチゲを食していた。あ~そうだ、とラミョンサリを注文する。インスタントラーメンの麺だけを入れて食べる。一人前でも半分でも注文できる。キムチチゲには若干のおかずも、ご飯もつくので。

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 向かいの若い方のチゲがすっかり煮えているので、店のおばさん、アジュマが、若い方のコンロを僕の方にむけてチゲを置き、ガスを点火。強い火力ですぐにグツグツ煮える。そこへラミョンサリを投入。ここまではよかった。で、ところで飲み水はどこかいなとキョロキョロあたりを見回す余裕まであった。スープを味見する。酸味、コク、辛味、ほのかな甘み、すっきりとしたスープ、実にうまい、うまい、よかった、よかった、あいつにこの店のことをおしえてやらないとな・・・と。

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 そのとき、鍋に異変がおこっていた。ラミョンサリが急速にスープを吸収していたのだ。たちまちスープが底をつき始めた。若いのが親切に、火を弱めてくれる。すると、中年の方が、僕に大きなペットボトルの水を差しだしてくれた。おおそうか、これで煮詰めたスープをふたたび蘇生するのかと、僕は冷水を鍋にドボドボ注ぐする。これ見た中年の方は少し怪訝な表情を浮かべたが、気を取り直してすぐに若いのに火を強めよと促す。(たぶん二人は他人です)

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 いや~~うまい、水で薄めてもうまい。ところがまた強い火力ですぐにスープが底をつく、また若いのが火を弱める。水をドボドボ、火を強め、スープが底・・・を繰り返しているうち、店のアジュマがのんきにやってきて、「スンニュン?(スープいる?」といった気がする。「・・・・・あるんだ!」、やかんに入ったそれを注いでもらった。中年のほうは、ほっとしたような顔をした。今度はアジュマが点火してくれた。珍しく動転していた。かすかに手が震えていた。前の運転手、二人が起ちあがった。目で謝意。微笑みがえし。日韓の真の友情の発露。
 なんということだ。キムチチゲをなめていた。まともにキムチチゲのことを考えたことはなかった。これこそ韓国料理の王道ではないか。庶民の伴侶ではないか。素材が単純なだけにこだわり、スープを極めている。
 これからはキムチチゲが増えそうだ。
# by mihira-ryosei | 2010-08-28 20:39 | 韓国なんでも
宇都宮で餃子をパクつき、日光東照宮の見学、そして夕食は水戸である。
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こうなりゃ、常陸牛というわけで、「巨匠」という鉄板焼き・ステーキの店を予約。牛を食らうという点においては、関東は関西にはかなわないのか、ブランド牛は東日本にはあまりないのではないか。松坂、近江、但馬、伊万里、宮崎・・・・・。

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店の方も、「前沢牛は有名ですけど常陸牛はねえ・・・、おしいしいんですけど・・・・」。
自信をもっていいと思う。ただ名前がブランドになるには難しい。いっそ日立にするか、イバ牛にするか・・・。


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翌日仕上げはラーメンである。水戸の有名店、「天天」。
大盛況であった。このような濃厚な魚系だしは、最近ぼちぼちでてきたとはいえ、なかなかここまで思い切った濃厚さにはお眼にかかれない。僕の体験でいえば、天満の「洛二神」、京都の「高倉二条」、あと高野のなんとか座(くら)だけど、及ばない。おすすめです。関東のラーメン食ってる感がありあり。
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で、東照宮についてはこの2枚。ひとつは壮麗な陽明門の解説だけど、なんか日本語が変だ。

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さらに眠り猫。よくわからないからと大きな札がで~んとあるのが、「ここで眠ってまっせ!!」とうるさくしていておかしかった。おちおち寝てられまへんな。お猫はんも。


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神になった家康および徳川家の功績。朝鮮に一兵の兵も送らなかったこと。朝鮮通信使との友好を育んだこと。とにかく幕末まで戦争せんかったこと。
竜馬がせっかく命かけてつくった明治政府の方がよっぽどあくどいかもな。
大阪人のくせに家康に優しいのは、「影武者徳川家康」(隆慶一郎)の影響かな。
この間のQ-Chewsのライブ、「夏の陣」ってタイトルつけたら、同級生から、「(夏の陣)は負け戦やんか」と物言いがついたんだから。大阪には豊臣家背負ってる奴がまだおる。
# by mihira-ryosei | 2010-08-15 00:31 | 旅行
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二日目は少し遠出して、宇都宮で昼食してから、日光東照宮にいくことにしていた。

宇都宮が餃子日本一の消費量を誇っている町だということは知っている。最近、浜松に追いあげられているということも。

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手っ取り早く食べようということで、餃子店が集合している「来らっせ」に。入口の各都市別餃子消費量によると、過去に京都も上位3傑に入っていることが多いのに驚く。王将効果か、間違いないだろう。

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食べたい餃子の店にいって、注文し、お金を払う。ちっちゃなプレートをもらって食卓においておくというと、定員さんがとどけてくれるという仕組み。

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あっさり、ぷりぷりの「めんめん」の蒸し餃子が好評で、お替りされていた。
他は以下の通り。餃子は餃子なので、がんばってつくればうまいに決まっている。うまさにおいて特別の感慨もないが、餃子で生きていく決意をした町に来ているという実感は湧いた。確かに、豚骨ラーメンとか、明太子、八つ橋みたいに、それ自体がある程度の地域性を有しているわけではなく、どこにもある普遍的なもので、目立とうとしたわけで、これはかなり難しことではないかと思う。
だいたいどんな味かは想像がつくから、餃子をめざしてわざわざ行くのかという感じはする。でも、そう考えながら、すべての店に餃子を注文し、うまいうまいと食べている関西のおっさんもいるわけで・・・・。

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ラー油マヨネーズのご飯、餃子のサラダもあり。

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帰りに売店で、餃子ストラップを買った。色の濃さによって、水餃子、焼き餃子、揚げ餃子と表現しているようだ。

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# by mihira-ryosei | 2010-08-13 10:41 | 旅行
 
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 娘を訪ねて、ヨメハンと茨城県水戸市へ。
 夕方、大洗海岸へ。東映映画のはじまり、はじまり~~~のあの荒々しい、いかにもヤクザ映画に似つかわしい海岸は、ここ大洗海岸だそうな。

 そんなことより、行った先は、海岸にほど近い、「土びん」というお店。娘は冬に来て、アンコウ鍋を賞味したそうな。出汁は水ではなく、すべてアンコウの水分でしあげた鍋とのこと。その話を何度も何度も繰り返すのには、閉口した。
 店は、地元のおっさんが、U字工事にドスを効かしたような声で、わいわい言いながら飲んでいた。きっと、うまいっぺ(?)と思わせてくれる雰囲気だ。

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 刺身は、カツオが素晴らしく美味だった。イワシ、ウニ、お化けのような岩カキも。
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 揚げ物は、目光、ヒラメ。これも◎。
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 焼き物は、ほうぼう。僕はこれが一番うまかったな。あっさりしていて、ほくほくしていて。

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 最後、海鮮丼とかできます?とメニューにはないものを注文してつくってもらった。
 アラ汁、シジミ汁と食べたのだが、このお椀が小型の洗面器みたいで、一同、満腹。

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 ヨメハンは、この夜から、娘の勤務先にかかわりなく茨城県への移住を夢見るようになったし、京都に帰ってきてからも、「注文の順番を間違えた、今度行ったらもっとうまく頼めるのに」とこれも、何度も何度もしつこく悔んでいる。

ビール、お酒少々飲んで、3人で12,000円でございました。ごちそうさまでした。

 今度行くときは、ペース配分、注文する量に十分配慮すること、できれば「アンコウ鍋」にありつくこと。

 結局、歴史にうるさい僕は、水戸滞在3日間、偕楽園にも、弘道館にも、近寄ることはなかった。





 
 
# by mihira-ryosei | 2010-08-12 23:10 | 旅行