怒涛の韓国編 いよいよ感動のフィナーレ!
韓国の至宝、オ・スンファン。
昨夜まで阪神タイガースの絶対的ストッパーであった。とにかくタフ、そしてどんなピンチにもポーカーフェイスから、石のように重い速球を投げ込んでいく。彼が、賭博がらみのスキャンダルでタイガースを去った今年、タイガースはストッパーに泣き続けた。次々と高い金を払い彼の穴を埋めようとしたが、だめダメであった。他方、オ・スンファンは、メジャーで当然のように活躍している。ギャンブルに負けたのは、タイガースの方だった。
では韓国の食の至宝は?
僕はためらわず、キムチチゲをあげる。
単なる庶民的料理ではない。
舐めてはいけないのだ。その奥深さ、複雑さは類をみない。そもそもキムチは天下無敵の食である。最強の発酵食、栄養食、バリエーション無限の汎用食である。
なによりキムチの魅力は、その酸味にある。
すっぱぁーいが、いいのだ。
日本のスーパーで売っている和製キムチ、ありゃいけない。甘味料まみれの代物は、ことごとく酸味を消し去ってしまっている。そんなキムチでキムチチゲを作ってもなんにもならない。
ソウルではキムチチゲ屋に足が向く。
チャンドクテ、カンファムンチップ、ハノクチップ、名店の味もずいぶん堪能した。
が、今回の目的は、グルメではない。
人類の幸福のためこの身を捧げて、低糖質に挑戦することにある。
そして、その日がやってきた。
名もなき店である。
ご飯がうまくなきゃー、メシは美味く食えんだがや〜〜と書いて、釜を陳列している。そして、卵焼きはセルフで食い放題である。何ということだ。
ご飯自慢のキムチチゲ。
低糖質に対する明らかな挑発行為である。
なぜこのような蛮行を労働新聞は非難しないのか?するわけないか。
というわけで、キムチチゲ、ぐっとこらえないでご飯、軽くビール、そして重く焼酎。
名もない癖に、美味いではないか。美味い、美味い、美味い。すっぱぁーい、からーい。
そして、1時間後、例のを取り出し、計測。
血糖値
94
何ということだ。
チムチチゲと韓国焼酎のコラボは、
多少のビールとご飯は帳消しにしてしまうのか。
酸っぱいから、辛いから、たがら涙が滲んでいるのだ。
感極まってなんかないからな。
韓国の至宝は、キムチチゲにあり。
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by mihira-ryosei
| 2016-10-10 15:04
| 糖質制限 Low Carbs