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オギヨディオラは韓国の舟漕ぎの掛け声。1958年生まれのオヤジが趣味という数々の島々をたゆたいながら人生の黄昏に向かっていく


by mihira-ryosei
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クロッシング 

クロッシング _e0065380_22444100.jpg

 
 実は、とても重たい映画だというのはわかっていたので、かどやで、ホロ酔いになって映画館に入ったことは、結果として僕にとってはよかった。
 はたして映画は、想像以上に重たかった。何度も涙し、目をそむけ、胸が痛かった。現在の北朝鮮と脱北という現実。そして、民衆に降りかかる恐るべき理不尽な不幸。
 ところでテレビでこの映画を絶賛しつつ、「現政権を打倒せよ」、「軍事クーデターに期待する」などと叫んでいたコメンテーターがいたが、そういうために動員されてみるような映画ではなかったように思う。もちろん北朝鮮の人権のために闘っている人たちがいることは素晴らしいことだと思うけど。

 主人公の家族のみならず、北朝鮮の人々の生きざまは、人間として美しく、気高く、やがて、自らの力で国を変えていくだろうという希望の光も微かに見えたような気がした。

映画、としても十分に魅力のあるものになっている。北朝鮮の「中」、脱北シーン、そしてモンゴルの砂漠、ストーリーの展開も、映像も。

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なにが、この異常な国を生みだし、成立せしめ、そして、日本の植民地支配の36年をはるかに超えた今も、いまだにこの体制を維持させているのか。
 北朝鮮をとりまく歴史、ソ連(ロシア)、中国、アメリカ、日本などとの国際関係も含めて、冷静に考察し、私たちになにができるのかを僕自身にも問いかけなければならない。
 たとえば、日本が変わればなにかが変わるのか。いや、どう変わればなにかが変わるのか。わかりにくいなあ。

映画を観終わった後の心斎橋、僕はまだ酔いが十分に残っており、視界に入る風景が、たむろしている若者、ドーナツを求めて90分待ちの行列、そして、御堂筋はくらくらして夏のように暑く、それに映画の残像が次々浮かんできて、さらにああ沖縄のこともあったなとか・・・なんだか不思議な感覚に襲われた。

 観てください。ぜひ。
# by mihira-ryosei | 2010-05-05 22:05 | 映画・音楽
 

おっさんのホルモン記念日 難波・かどや_e0065380_2132340.jpg
 

 映画「クロッシング」を観に、心斎橋に出かけた。前日混んでいると聞いていたので、朝9時に烏丸駅を出て、10時につけば、10時すぎの1回目上映に間に合うかもと期待していた。たとえだめでも12時過ぎの上映にはいけるだろうと、読んでいた。ところが、着いてみるともう行列、1回目はおろか、2回目も満席完売。なんじゃこれは!!
 仕方なく2時過ぎのチケットを購入。そんなんで、4時間弱の時間ができた。1時間ほどは懐かしの心斎橋、道頓堀、千日前をぶらぶら歩き、喫茶店へ。そして開店をねらってめざしたのが、豚足、ホルモンの店、「かどや」である。
 お昼12時過ぎ、もう店内は満員に近い状態。カウンターにすわると、フィリピンの別嬪さんに注文を聞かれた(写真にキレイなお手が写っています)。仕入れ前か、生レバーはなく、生センマイ、豚足、蒸し豚、マメの串焼きなどをビールと共に頼む。飲むほどに、隣のお客とも話がはずみ、ここが絵にかいたような大阪なのだが、いろいろ聞きもってメニューも追加。「子豚腸」がわからなかったがおいしいというのでたので見たら、どっさりの生姜の千切りの下にはボイルしたコブクロ、つまり子宮だった。確かにうまかった。豚足の鍋からスープを赤だしを入れるよう器にいれてお客さんに出していたが、あれなんやろ?

 5月の連休最後の日、こどもの日に、おっさんは、昼間から、かどやで一杯のみ幸せ。
コブクロがおいしいというから5月5日はおっさんのホルモン記念日・・・・・。

おっさんのホルモン記念日 難波・かどや_e0065380_21363757.jpg

# by mihira-ryosei | 2010-05-05 21:37 | うまいもの 韓国京都以外
 北山橋西詰から、府立植物園のフェンス沿いに下ル、賀茂川の堤道が、半木(なからぎ)の道。
まだまだ今週は楽しめますよ。
 
まだまだ満開 半木の道 紅枝垂れ_e0065380_23143719.jpg
まだまだ満開 半木の道 紅枝垂れ_e0065380_23145985.jpg

# by mihira-ryosei | 2010-04-11 23:15 | 京都なんでも
 
これぞ、COOL JAPAN 日本ギターの聖地 K.YAIRI_e0065380_22573284.jpg

 年間生産、すべて手作りで、ギター5000本。日本を代表するギターメーカー、K.YAIRIの本社がある岐阜県可児市にいってきた。

これぞ、COOL JAPAN 日本ギターの聖地 K.YAIRI_e0065380_2345662.jpg 僕のアコギは2本とも,K.YAIRI。1本はGW1100M、2005年製(写真左)。スタイルのきゃしゃなもので、MARTINだとOOO(トリプルオー)スタイルに近いもの。ライブで使っている。もう一本は最近ヤフオクで買ったもの。YW500P、なんと1977年製(写真右下)。5年のつきあいになるが、「永久保証」をうたうだけあって、修理やピックアップのとりつけの対応がとてもまごころを感じるもので、一度行ってみたいと思っていた。高速道路も1050円だし。

 K.YAIRIを使っているアーティストはたくさんいるけど、たとえば、桑田佳祐、龍馬・福山雅治、BIGIN、宇崎竜堂、GLAY、豊中九中の「後輩」矢井田瞳など数限りない。あのポーこれぞ、COOL JAPAN 日本ギターの聖地 K.YAIRI_e0065380_2353892.jpgル・マッカートニーも。工場見学のとき、ギター職人の至宝・小池さんが制作していたのは、宇崎竜堂のだった。
 ちなみに、僕のGW1100を使っているのは、アグネス・チャン(?!)、尾崎亜美、いとうたかお、などだそうだ。

 で、今度、33歳のギターも、本当に深くてよく響く音がするので、スタジオで使おうと、ピックアップ(ギターの中にマイクをとりつけて、エレキギターのように弾けるようにする)をとりつけにいったのだ。

 
これぞ、COOL JAPAN 日本ギターの聖地 K.YAIRI_e0065380_230420.jpg
予約しておいたので、工場も丁寧に案内してくれた。材質の違いから、木の乾燥のさせ方(3年から10年)、ギターができるまでの工程をじっくりと勉強させてもらった。それぞれの持ち場で職人さんが、ギターづくりに没頭していた。
 面白かったのは、あちこちの工程で、木に、ギターの部品に、ギターの卵に、音楽を聴かせていたことだった。響きをなじませるのだそうだ。ギターはとにかく弾いて、話しかけてほしいと。

 自分のギターも、大切にしようっと、しみじみ思った。                                                       
これぞ、COOL JAPAN 日本ギターの聖地 K.YAIRI_e0065380_230382.jpg

これぞ、COOL JAPAN 日本ギターの聖地 K.YAIRI_e0065380_231688.jpg

 4月24日、25日の二日間、K.YAIRI 75th Anniv.Fes が、おこなわれるそうだ。無料ライブ、工場見学、アウトレット特価市。
http://yairi.co.jp/75-fes.html

これぞ、COOL JAPAN 日本ギターの聖地 K.YAIRI_e0065380_2313344.jpg

# by mihira-ryosei | 2010-04-11 23:01 | 旅行
 
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 台湾の麺といえば、まずは牛肉麺(ニュウロウミェン)だろう。戦後、大陸から渡ってきたものとされるが、牛骨、牛筋のスープに麺と牛肉、それに香菜を加える。八角の香りが台湾の麺としての強い主張になっている。
 台北における文句なしの牛肉麺は、総統府の真裏にある。博愛路と寶慶路の交差点、台湾銀行の斜め向かい。困ったことに、信じがたいことだが、看板がない。つまり店の名前が不明なのだ。大変なにぎわいである。漢字でなんと書いてあったか忘れたが、分店、つまりチェーン店は置かないと宣言していた。
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 一般的には牛肉麺は、濃い色をしているのだが、この店では薄い色のスープもある。醬油っぽくも八角の強い香りもしないが、あっさりしてうまい。今回紹介するのはもちろん薄い色の方。ところが、これも困ったことにメニューには区別がなく、口でいわないといけない。友人に聞いた。濃い方は「ホンシャオ」、薄い方は「チンツン」というのだそうだ。まあやってみてつかあさい。

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 本当においしかった。高菜のような香菜(シャンツァイ)をたっぷり、唐辛子もかけて、ズルズルと食う。八角と醬油に柔らかく煮込まれた牛肉も、好ハオ。150元。

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 他に、豬脚(豚足)100元、豚の骨、肉片、もち米を蒸した粉蒸排骨100元。
 
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# by mihira-ryosei | 2010-04-04 00:53 | うまいもの 韓国京都以外